The Exotic Manual

Photo: Franz Eugen Köhler, Köhler's Medizinal-Pflanzen (1897) / Public Domain
春秋型

コミフォラ・ミルラ

Commiphora myrrha

聖書時代から「没薬(ミルラ)」の名で香料・薬用として知られてきた樹脂植物。アフリカの角からアラビア半島南部にかけて、ソマリア・エチオピア東部・イエメン・オマーンの石灰質土壌の乾燥斜面と谷に自生し、標高250〜1,300m、年降水量230〜300mmの灼熱の土地で、Vachellia とまばらな樹冠を成す。樹高はおよそ5mに達し、太く節くれた幹、剥がれる銀灰色の樹皮、鋭い棘で覆われた小枝が特徴。傷つけると琥珀色の樹脂が滲み、ナバテアの隊商を経て地中海世界へ運ばれた古典的な没薬を生む。古い樹は野趣ある古木の姿に育ち、ハベシニカと並ぶコミフォラの入門種でもある。

自生地の気候

通年の気候

雨は涼しい季節に集中し、10か月ほど続く乾季がある。気温の年較差が大きくやや暑い気候。

年平均気温25.9
夏の最高気温42.7
冬の最低気温7.2
年間降水量98mm
標高12–1,043m
33 ℃17 ℃24 mm0 mm123456789101112
月平均気温月降水量

自生地の広域的な気候の目安です。岩陰や霧など、実際の生育環境はこれより穏やかな場合があります。

出典:気候・標高 WorldClim 2.1(1970–2000)/分布点 GBIF/在来範囲 POWO

その他のコミフォラ

コミフォラ・ミルラ — The Exotic Manual